【伊勢旅行】18きっぷを使った伊勢1泊2日(後編)
この記事の後編です。
(三重県)都の人間、神都着く
山田の外宮
外宮の門前町として発達した山田に投宿して翌日。晴天のもと神宮参拝を済ませるべく早起きしました。
ホテルから外宮までは徒歩可能な距離だったので歩いて豊受大御神のおわします鳥居へ。早朝だったことも手伝ってか人は少なく、閑静な参道は日本の宗教的中心にふさわしい雰囲気だったと思います。
ここで購入した御朱印帳は今も使っています。
遷宮館の展示は、伊勢神宮そのものの歴史だけでなく、それの根底となる日本神話についての解説も充実していたため、訪れる価値が大いにあると感じました。
神道の中心地・宇治
内宮
日も昇り散策に適した気温になった頃、三重県道32号を東進するバスに乗って外宮から内宮へと移動します。本数は多く、ここに関しては細かく旅程を立てる必要が無い程でしょう。
近現代に開発された雰囲気の漂う住宅地を左右に見つつ宇治へ到着。やはりバスでのお参りが最も一般的だからなのか、よく整備されたバスロータリーにて降車。春休み中の午前11時ということで人も多く、目抜き通りの繁華ぶりはさすがの大観光地といったところ。
神宮は広々としており時間の許す限り見て回ろうと試みましたが、18きっぷのみで関東まで帰る都合上13時までしかいられないので要所だけを巡ることに。
客足繫きおかげ横丁
お土産を買って帰るという私に課せられた重大タスクを遂行するために物産店の集積著しい門前の横丁へ行きました。
この通り、秋葉原なんかのように歩行者天国かと思いきやそうでもないんですね。トラックが走ってきた折にはかなり驚きました。
有名店を巡り、祖父母への土産も提げて後ろ髪を引かれながらも神宮を出発することに。
ここで猿田彦神社のバス停から三重交通の運行するバスに乗って伊勢市駅へ向かうのですが、ここで都会人の悪癖を晒します。自動改札の無い有人駅での降車法を知らない、無人駅での降り方が分からない、と来て第三の醜態。
整理券によって乗車バス停の情報を管理するシステムを知らず110円余計に払う羽目と相成ったのです。このトラウマがあるので他地方のバスほど怖いものは無いという認識に至ります(100%自分の責任)。
三重郡ではなく安濃郡の津
博多津、坊津と並ぶ日本三津の一つ、安濃津の中心駅たる津駅に到着しました。それなりに賑わっていました。JR東海による東京旅行のパンフレットを見ることでも、関東脱出を実感しましたね。
(伊勢市駅13:21ー快速みえ12号名古屋行ー14:00津駅)
東海道本線は通らない交通の要衝
かつて東海道の宿駅が置かれ、現在もR1や新名神等が通る要衝、亀山。令和4年にはコストコが出店することも報じられ、その交通結節点ぶりは健在のようです。東海道本線/新幹線は通りませんが。
鈴鹿川と亀山駅の側から北に向かうにつれて標高が高くなる亀山市街には、城跡等が所在します。時間があれば関宿にも行きたかったところ……。
(愛知県)あっという間の尾州と三河
往路ではあんなに時間がかかった伊勢路も瞬く間に戻り来て名古屋へ。大都市近郊の路線でクロスシートが使われることが非常に新鮮ですね。ラッシュ時とか大変そう……
(亀山駅15:26ー関西本線快速名古屋行ー16:33名古屋駅16:46ー東海道本線特別快速豊橋行ー17:39豊橋行17:44ー東海道本線浜松行ー18:18)
(静岡県)横長駿州に課金
ホンダ・スズキの浜松
行きで訪問したのは静岡市のみ。よって復路では浜松市へ寄ることとしました。同県のもう一つの政令市・静岡市と比較すると駅前はより繁盛していて、中高層ビルも多い印象でした。遠鉄デパートで帰りの電車内で食べる食事を購入し、都会の夜景を堪能した所で入場券を買って新幹線ホームにて過ぎる列車を眺めました(5分)。
駿河を快適に横断する
さて、帰りに普通列車で静岡大陸を端から端まで移動するのは疲れることこの上ないので330円の課金で乗れるホームライナー静岡6号に乗車。1時間の極楽シートを楽しみました。
主要駅にしか停まらず小駅をかっとばす快速列車に乗るのはどうしてこうも楽しいのでしょうか。あっというまに府中に到着です。
それからは普通列車を乗り継ぎ、深夜に最寄り駅に到着。充実した2日間でした。
(浜松駅19:33ーホームライナー静岡6号静岡行ー20:34静岡駅20:36ー東海道本線熱海行ー21:50熱海駅)
総括
東海道筋に沿った街々や宇治山田を訪問したこの旅は、初めて1人で宿泊をした旅ということもあって、旅行から2年経って書いても記憶が割と鮮明に残っています。また行きたいものです。