地理雑記ブログ

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【千葉市小旅行】都会的な都会

 令和3年12月に、百万弱の大県都・千葉に短い時間ながらも訪問しましたので備忘録として所感を書きます。

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今回の小旅行における移動歴。

 

千葉駅東側

繁華の富士見

 西方から総武線に乗って千葉駅に到着しました。これまでは大回りで総武本線外房線方面に抜ける乗換駅としての利用だったため、改札外に降り立つのは初となります。
 上にはモノレールが通り下には中央分離帯を備え開放的で直線的な道路が通る千葉市中心部は、かつて抱いていたイメージよりはるかに都会的でした。
 私には、千葉市中央公園前の立体オブジェも含めて、上下の空間を広く使った都市設計を都会的/近未来的だと思う傾向がありそうです。
 さて、見出しとなっている「富士見」は千葉駅東側に隣接する地区で、現在千葉市の核となっている地域です。二次大戦後の千葉駅移転に伴って駅前となり、商業施設の移転や新設が進み発展したとのこと。空間を有効に利用する建物が多い印象でした。

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千葉駅東口と、それに続く駅前大通から眺めた駅舎。

西船橋14:45ー総武線ー15:08千葉)

企画展「房総の廃藩置県

 初めの訪問地は千葉市文書館(中央4)。「房総の廃藩置県」という企画展を見るために行きました。
 府藩県三治制の時代から木更津・印旛の時代、そして千葉県の時代へという流れが大変分かりやすく展示されていました。
 なかでも、『千葉県治一覧表』という史料には、当時の県域の郡毎に古刹、河川などの情報が網羅されており、とても面白かったです。

千葉県治一覧表 - 国立国会図書館デジタルコレクション

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令和4年2月26日までの企画展旗。

県庁

 県庁前駅の歩道橋を渡りつつ、次に訪れたのは千葉県庁。例によって展望台の機能も果たしている庁舎に登ることを試みましたが、あいにくと閉庁日でした。

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県庁前駅と県庁。立体構造は都会らしさを際立てる。

 

栄町のかつての繁栄はどこへ?

 県庁から1km程北上して千葉駅を目指します。ここで「中央」から「栄町」に踏み入りました。戦前は千葉駅と官庁街を結ぶ中間地点に当たる随一の繁華街でしたが、先にも触れた戦後の駅移転によって凋落したとのことです。現在は、次のような施設が目立ちます。

  • 駐車場。あるあるですね。
  • 低層ビル。千葉駅から歩いて10分もかからない好立地にもかかわらず、です。
  • 風俗等の歓楽街的施設。「18」という数字や韓国語・ベトナム語で書かれた看板が目立ちます。
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低層ビルと駐車場群。

 

千葉駅西側

市役所

 東側をぶらつき、今度は駅の西側に赴きます。千葉駅から千葉街道・湾岸道路を横切って千葉市役所に到達。残念ながら工事中で庁舎の全景を拝むことはできませんでしたが、モノレール駅から伸びた空中の通路がどことない近未来感を演出します。

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千葉市役所。「百の歴史を、千の未来へ」。

千葉ポートタワー

 国際拠点港湾に指定された千葉港は、平成6年から13年まで貨物取扱量において日本第一の港湾でした*1。そんな大港湾に建てられたポートタワーには、420円で登ることができます。

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ポートタワー。

 こののちは千葉みなと駅から京葉線等で帰宅しました。

(千葉みなと18:46ー京葉線快速ー19:26東京)

 

総括

 予想より都会的。駅前は実際に大都会。